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アトラシエの開発ブログ

株式会社アトラシエのブログです

起業する場所の選び方

弊社は2014年4月設立ですが、2014年2月に私が港区赤坂に引っ越し、2ヶ月後に自宅兼事務所という形で自宅住所を使って会社登記しました。

こういうように、起業する場合でも自宅を事務所にしたり、バーチャルオフィスを使うことで、いきなり事務所を借りたりせずに済みます。また、案外事務所を借りて会社登記も同時に行うのは大変です。というのは、会社の運営実績がないのでどういった会社なのかも分からず、支払い能力があるか不明なので好立地の物件ほど新設法人に貸す必要がないからです。

自宅を事務所として登記/使用すべきか

まず、登記と使用は分けて考えます。 自宅を登記して、オフィスの実態はレンタルオフィス(バーチャルオフィス)というケースはあります。 普通の自宅では人を呼んで仕事をするにも居住地なので外部の人を呼びづらかったりします。積極的に外部の人を呼ぶ事業の場合には自宅を事務所として使用すべきではありません。

ただし登記は別で、レンタルオフィスを登記に使うと履歴事項全部証明書、いわゆる登記簿にレンタルオフィスの住所が載ります。レンタルオフィスの住所が「東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー 3F」とかだと一般的に社会的信用は高まるようで、そうとも限りません。銀行やカード会社はレンタルオフィス登記の企業をあまり受け付けません。そうすると取引銀行もネットバンクのような口座に限定されるので、やはり社会的信用には限度があります。

行政区の選択

次に登記する行政区も重要です。なぜなら会社の手続きは行政区によってどこで手続きするかが決まり、それ以外の場所ではできないからです。さらにこの行政区は変更するのにコストがかかります。具体的には、定款に東京都港区を本店所在地とすると記載してある場合、東京都渋谷区にオフィスを移転させると定款を変更する必要があります。

また、 税務署 , 年金事務所 , 労働基準監督署 , 法務局 , メガバンク支店 なども所在地によって決定していきます。これらは基本的には所在地の近くの支店/営業所が選ばれるのですが、案外時間距離的に遠かったりします。

例えば赤坂の場合、税務署は西麻布寄りの麻布、年金事務所は浜松町、労基署は三田、法務局は十番寄りの麻布にあり、それぞれが赤坂から地味にアクセスが悪いです。

最近知ったのですが渋谷は税務署、法務局、労基署、年金事務所が全て渋谷駅から北へ徒歩10分程度歩いたNHKの近くに集中しているので便利だなと思いました。

また、なんだかんだ会社の住所は一定の信用度につながります。弊社は「港区赤坂2-12-xx-307」ですが、赤坂はマンションの一室をオフィスにしている会社が多く、芸能事務所や税理士事務所など、割と大手のところでもこういう住所なので、それなりの信用度はあります。(が、やはり港区赤坂2-12-xx xxビル2Fとかのほうが良いのでしょうが)

一方、私が前住んでいたような「北区東田端1-7-xx-105」とかになると「これは個人のマンションかアパートだな」という感じがすごく出てしまい、対外的に住所を示す際に見栄えが悪いです。(見栄えの問題というか、初めて会うような人に対して警戒心を与えてしまうというようなデメリットがあります)

なので、可能であれば渋谷区、港区、千代田区といったオフィス街のある程度名前の知れた土地をオフィスにすることはそれなりにメリットがあります。特にxx号室のオフィスの場合は有効です。

結論

もし今から登記したいという方が、すでに主たる活動場所(大学や貸し会議室など)を持っていてそれに不満でない場合、また、自宅と作業場を分けて考えたい場合は自宅を登記住所にして、活動場所を維持すべきだと思います。

一方でそれで困るのは対外的に住所を示して営業を行ったり、なるべくホワイトボードやデスクから特殊な設備までを自社内で持って完結させたいようなケースです。 この場合は自宅をオフィスっぽいところに引っ越して、最初だけそこを活動拠点にして、あとで自宅とオフィスを分離するというパターンになります。

これで、個人で事務所を契約することができる(新設法人の手続きがめんどくさくない), 自宅とオフィスを兼用すれば光熱費や通信費をある程度抑えられる、最悪事業がスケールしなくても自宅として住めるなどのメリットが有ります。

私はそういう観点で赤坂にオフィスを構えましたが、渋谷の桜が丘町のマンションなどで探してみるとよいのではないでしょうか。